売れるためのブランディングとは

作品を売るためのブランディング方法一覧

この記事ではハンドメイド作家としてのブランディング方法の一例をまとめてあります。

①作るものを統一する

ハンドメイド作品を作り始めたばかりの作家さんにはなかなか難しいかもしれませんが、何かに特化する事は作品を人に印象付けるにはかなり有効な方法です。

統一するものはジャンル(財布だけ作るなど)でもモチーフ(猫に関するものだけ作るなど)でも世界観(スチームパンク、ファンタジーなど)でもなんでも良いのですが、自分が本当に好きなジャンルにするのがおススメです。

一例としてスマホケースだけを作っている作家さんがいるとします、その作家さんがスマホケースのカラーやジャンル、モチーフなどをたくさん制作していたら自分がスマホケースを購入したいと思ったときにその作家さんが頭に浮かぶと思います。

そうやって自分や作品を人に認識してもらうことで、潜在的なお客さんを増やしブランドとして成長していくという方法はジャンルを絞るのは難しいですが、一度ジャンルが決まってしまえばバリエーションを増やすだけなので、比較的に作品作りは楽になります。

1つに絞るのは嫌だと思うかもしれませんが、一定期間特化したモノづくりをして人気作家さんになってしまえばそこからは新作として次のジャンルの作品作りに移れるので心配しなくても大丈夫です。

この方法を取る場合は先ほども書きましたが、本当に好きなことを継続するお題に選ぶのが長く続けるコツです、そうしないと売れ行きが悪かったり評価がないと不安になり継続が困難になってしまいます。※あまりにも選ぶジャンルがニッチな場合は認知されるのに時間がかかるので注意してください。

②品質にこだわる

品質にこだわると言うと当たり前に感じるかもしれませんが、案外出来ていないことが多いので一度作品が完成したら時間をおいてみてみてください、私自身もそうですが自分で作った作品には愛着がわくので、出来たばかりは最高の出来だと思ってしまう事が多いです。

しかし時間をおいてみてみると、ちょっとした縫いずれや制作中に付いたキズなどがあったりします。

素人が見ても気が付かないようなほんのちょっとのキズやミスを修正していくことで品質が高まりそれを継続することで結果、品質が高いことが他の作家さんとの差別化につながってきます。

ハンドメイド作品をパッと見たときの良い・悪いは案外そういった細かい部分で判断していることが多いので、ブランディングを考える際は注意したいところです。

③パッケージにこだわる

パッケージにこだわることもブランディングする上で重要な要素です。

パッケージにはコストがかかる為、後回しにすることが多いのですがパッケージにこだわるだけで購入後のレビューの評価やリピート購入につながることもあります。

箱詰めやリボンを掛けたりするのは相当コストがかかるので、そこまでする場合はラッピングは有料にしても良いのですが、例としては完成した作品は普段は透明なPP袋に入れているとします。

PP袋には粘着シールが付いているものが多いのでそのまま貼り付けて完成にしていませんか?

そこで完成にせず下にリンクを貼りましたが、HAND MADEやTHANK YOUなどの入ったシールを貼るだけで一気にパッケージのクオリティが上がります。

①で書いたように作るものを統一していて作品サイズが決まっている場合は、思い切って箱などをそろえても良いかもしれません。



④価格設定を考える

これが一番難しいと思うのですが、価格設定は必ず自分の制作時間や原価を計算して利益が出るように設定してください。

よくミンネやクリーマを見ているとそんなに上手に見えない作品が複数人に購入されたりしていることがあります。
そこでページを見てみると「本革で総手縫いです」と書いてある財布が相場の3分の1位で販売されている事があります。

ブランディングを考えなければ売れればOKといった考えでも良いのかもしれませんが、1度安売りの看板を背負ってしまうと、あなたの作品が上達してどんどんクオリティが上がっても、安く買えるからあなたを選んでいるお客さんしか付きません。

そうなってしまうとどれだけ作っても利益が出ないので、ある程度売れるようになってから金額設定を高くする事になると思うのですが、その瞬間から今まで購入してくれたり購入を考えていた人が一気にいなくなります。

作品にファンが付いているから大丈夫と思うかもしれませんがそれは幻想です、お客さんは現実を見ているので安いものを求めていた方は高くなれば他を探していなくなってしまいます。

そうなるとせっかく作った自分のブランドが一気にリセットされて、1から「安いから」ではなく品質や作品をみて買ってくれるお客さんを探すことになります。

実力がないと思って安くする方がいますが、それは作家活動を続ければ続けるほど自分に返ってくるので気を付けましょう。

経験上、向上心と継続した努力があれば必ず作品は売れるようになります。
なので自信をもって価格設定をしてください、安くしないことで責任が生まれ作品のクオリティアップやモチベーションにもつながってきます。

最後に

ブランディングと聞くと大げさに聞こえるかもしれませんが、自分で作ったオリジナル作品を売っていればそれは立派なブランドです。

一時の趣味ではなく継続して販売する以上しっかりとブランドとしての意識をもって販売する事で、制作時や発送時のミスが減り購入者様とのトラブルも減ります。

しっかりしたブランドに成長させれば副業や趣味ではなくしっかりとした事業にすることも出来るので、出来るだけ早くブランディングを意識した作品作りを心がけましょう。

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