【保存版】手縫いの方法

今回はレザークラフトの基本的な技法である手縫いの方法をご紹介させていただきます。

ミシン縫いをしない場合は革を縫うために必須の技法なので、ぜひ覚えておきましょう。

針と糸をどれにしようか迷っている方は下記リンクを参考にしてみてください。糸の太さは好みがあると思うので作風に合わせて購入してください。番手が少ないほど糸が太くなります。
太 0番>細 5番

針に糸をセットする方法

まずはレザークラフト用の手縫い針を準備します。手縫い針は2本一組で使用します。

次に手縫い糸を準備します。色々種類がありますが、今回は色数も豊富なビニモ0番 (ダブルロー付糸)を使用します。

糸の長さは縫う長さ(穴を開けた長さ)の四倍の長さが必要です。縫う作品に厚みがあったり穴のピッチによっても多少必要な長さが変わりますので、慣れるまでは糸の長さに余裕を持ったほうが途中で糸が足りなくなったりするトラブルがなくていいと思います。

まずは針穴に糸を通します。通した糸は10cm位出しておきます。

出しておいた糸を針に通します。糸の真ん中に針を通すのがポイントです。

写真の様になるようにもう一度針を通します。

最初に刺した糸を針穴に向かって下げます。

写真の1番下の糸を左に引っ張ります。

写真の上の糸を下に引き下げます。

ここまで下げたら糸を更に下に引き下げます。

どんどん下に下げていきます。

写真と同じくらいまで糸が下がったら両方の糸を引っ張りながらよじります

これで縫っている最中に糸が外れることなく最後まで縫うことが出来ます。

縫い針は2本一組なのでもう一本も同じ手順で糸をセットすれば革を縫う準備は完了です。

番外編:短い距離を縫うときの糸のセット方法

小物を作っていると短い距離を縫う機会も多いと思います。

そんな時、正規の糸のセットの仕方だと短い距離に対して使う糸の量が多くてもったいないと思ったことはないでしょうか。

そんな時に使える短い距離を縫うときの糸のセット方法をお伝えいたします。

この方法はビニモの糸を使うことを前提にしています。麻糸などではうまくいかない場合がありますのでご了承ください。

針に糸を通します。

次に針に通した糸の先をライターであぶって溶かします。あまり大きな玉にならないように注意してください。

溶かして玉になった糸の横あたりに針先を通します。

糸の先を針穴に向かって下げていきます。

針穴まで糸の先を下げたら、長いほうの糸を引っ張てあげれば完成です。

この方法は簡単ですがあくまで短い距離を縫うとき用の方法です、長い距離を縫うと溶かした糸がほどけてしまうので注意してください。

縫い始めの方法と縫い終わりの方法

次に縫い始めの位置をどうするかの説明をさせていただきます。

縫い始めは穴の最初でいいじゃんと思うかもしれませんが、縫製するときにはミシンでも手縫いでも糸が簡単に外れないように返し縫いという縫い方をします。

返し縫いとは糸を同じ針穴に二回通して糸が外れにくくする方法です。

手縫いの場合縫い始めは返し縫をしなくても始めることが出来ますが、縫い終わりは必ず返し縫いをします、すると返し縫いをした終わりと、返し縫いをしていない縫いはじめの糸のかかっている回数が違うので、見た目がアンバランスになってしまいます

なのでバランスよくステッチをかけるためにも必ず縫い初めにも返し縫いをしておきましょう。

縫い始めの方法

まずは縫い始めの方法からご説明します。

縫い始めは穴の3穴目に最初に糸を通します

縫い穴の最初に向かって縫います。

最初の穴から返し縫いをして普通に縫い始めればOKです。

縫い終わりの方法

次は縫い終わりの方法を説明させていただきます。

最後の穴まで縫い終わったら。

1穴返し縫いします。

1穴返し縫いしたら表側の糸だけもう1穴返し縫いをします。

裏面は2穴目と3穴目に糸が出ている状態になっています。写真と同じようになっていればOKです。

糸を少しだけ残してカットします。

ライターであぶって糸を溶かします。

糸が温かいうちにライターで押し付けて糸をつぶします

縫い目の間につぶした糸が上手く収まると、見た目もよくキレイに仕上がります。

最後に

ステッチの仕上がりは作品の出来に大きく影響します。

レザークラフターの皆さんは毎日試行錯誤しながらいかにしてキレイなステッチに仕上げるかを考えていると思います。

どんなモノづくりもそうですが、基礎を大事にしっかり反復することがステップアップの近道だと思います。

  • ステッチの穴を真っすぐキレイに開ける
  • 糸の通し方の法則を決める

上記のように当たり前のような内容でも気がゆるんだり、ちょっと気がゆるんで手順が変わるとステッチはキレイに揃ってくれません。

ちょっとしたミスをハンドメイドの味だからと妥協せず、ステップアップを目指しましょう。

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